いつつ将棋教室

イベント 2020年1月30日

はじめての親子将棋入門教室を開催しました(武蔵野台商店)

中倉 彰子

雰囲気の出る畳スペース

2020年1月6日、武蔵野台商店で府中市にお住まいの親子を中心に「はじめての将棋教室」を開催しました。1部2部各10組の定員だったのですが、本当にたくさんの方にご応募いただきました。中には、応募が間に合わなかけど見てみたいと見学にきてくださる方もいらっしゃいました。

武蔵野台商店さんでの「はじめての将棋教室」の開催は今回で2回目になります。以前は夏に開催しました。お蔭様でたくさんの親子にご参加いただきました。ぜひ継続させたい!とのことで、今回冬休みでの開催が決まりました。こちらの武蔵野台商店さんのカフェには畳スペースがあります。そして、誰でも遊べるよう以前から脚付きの将棋盤が置いてあります。今回はそちらの盤を使用して対局体験をさせていただきました。

畳スペースと脚付き将棋盤でより将棋らしく

将棋はやっぱり畳だと映えますね。

地元府中での将棋普及を目指して

さて、今回のイベントで印象的だったのは、席につくやいなや駒を出して初期配置に並べるお子さんがちらほらいたことです。中には将棋にあまり詳しくないというお母さんの分まで並べてくれる頼もしいお子さんもいました。

ちゃんと将棋の駒を初期配置に並べる子どもたち

話を聞いてみると「将棋やったことあるよ」という子も多く、みんな学童のお友だちや、家族の誰かと将棋を指しているようでした。

将棋教室や道場に通っていなくても、府中の子どもたちがこんな風に普段から将棋に親しんでくれていることを嬉しく思いました。

この親子イベントは、入門者向けにプログラムができているので、将棋のルールを知っている子は飽きてしまいそうですが、途中「将棋パズル」に取り組みますので、「今日将棋初めて知ったよ」という子も、「ちょっと知っているよ」という子も楽しめる工夫をしています。

私の地元ということもあり、これまで1番将棋イベントを開催してきたのが府中です。地元の子どもたちが、こうして将棋に親しんでくれている様子を見ていると、嬉しいものです。

現代の子どもたちは、たくさんの習い事やゲームに囲まれています。そんな中、あえて将棋に触れる・選んでもらう、というのは難しくなってきているのを感じます。

今回のような親子入門教室の活動を続けたり、武蔵野台商店さんのカフェにふらっと寄ったら脚付き将棋盤があり興味を持ってもらったり、昔の縁台将棋みたいに、自然に将棋を知るきっかけ作りをこれからもしていきたいなと思っています。

子どもたちが当たり前に将棋を楽しめるように

この記事の執筆者中倉 彰子

株式会社いつつ代表取締役、女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけている。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流二段。法政大学人間環境学部卒。東京都府中市在住。@AKIKOPDG

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