いつつ将棋教室

教室 2020年12月22日

アパガード杯将棋キッズ団体戦結果報告

中倉 彰子

11月29日、アパガード杯第8回将棋キッズ団体戦が開催されました。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインでの開催だったのですが、いつつ将棋教室からは、8チーム24人のお子さんが参加しました。

大会前にオンラインで指導対局

さて、今大会では81道場という将棋アプリを使用して対局を行いました。各自、自分の棋力にあったリーグに出場して、ポイントを獲得していくのですが、チーム3人の合計獲得ポイントで順位が決まります。

いつつ将棋教室にはオンライン校もあるし、たまに府中と元町でオンライン対戦をしているので、比較的オンライン将棋に触れているお子さんも多いのですが、今回はじめて81道場を使用するお子さんもいるので、操作に慣れるという意味もあり、大会前に参加者みんなと81道場を使っていつつ名人戦というオンライン大会を開催しました。

大会前にはいつつ教室生徒同士でオンライン大会も

気になる結果は・・・・

さて、気になる結果はというと、、、予習の甲斐もあり、全32チーム中見事3位と4位に入賞。また、6名のお子さんが個人賞を獲得することができました。

ただ、入賞した生徒さんがいる中で、なかなか白星が集まらない生徒さんもいます。指導者としては、そういう生徒さんへの声がけやサポートも大切かなと感じています。せっかく勇気をだして大会に参加してくれたのに、自信を失って将棋自体がいやになってしまう、となってはもったいないですからね。

表彰式の様子はこちら

最後に

アパガード杯の会場は例年東京だったので、これまで、府中校の生徒しか参加できなかったのですが、今年は元町校・オンライン校の生徒も一緒にチームを組みました。

また夏にいつつ教室生徒と団体戦を戦ったオーストラリアの子どもたちの参加もありました。

かつて地方には大きな道場がなく、強い相手と対局経験を積むことが難しかったのですが、オンライン将棋が普及したことでこれらの障害がなくなり、近年では地方出身のプロ棋士が多く輩出されています。

場所が離れていても一緒に指せたり、どこに住んでいても等しく強くなれる。さらに上を目指すにしても、趣味として将棋を楽しむにしても、今や将棋をする上でオンラインでの対局を上手に活用していきたいです。

アパガード杯キッズ団体戦に参加した子どもたち
アパガード杯キッズ団体戦に参加した子どもたち
アパガード杯キッズ団体戦に参加した子どもたち

みんな良く頑張りました💮大会参加賞もとても豪華です。来年もぜひ出場したいですね。

この記事の執筆者中倉 彰子

株式会社いつつ代表取締役、女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけている。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流二段。法政大学人間環境学部卒。東京都府中市在住。@AKIKOPDG

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