イベント 2018年7月6日
中村王座に挑戦!10枚落ちで勝利!
こんにちは。いつつ将棋教室東京府中校の中倉彰子です。
4月22日日曜日。
朝の10:00からドキドキしながらテレビの前で待機していました。
日曜の朝10時といえば、「NHK将棋フォーカス」!(私だけでしょうか、笑)
実は、先日より「NHK将棋フォーカス」で、中村王座に挑戦していくという新シリーズが始まったのですが、そのコーナーで、いつつ将棋教室 東京府中校の生徒さんも中村王座に挑戦に挑戦することになりました。手合いは10枚落ち!
そこで、今回のブログでは、10枚落ちのポイントをおさえながら、その時の対局を振り返ってみたいと思います。
「龍の横ぎきビーム」
「1段目に飛車を成って王手をしてしまう」というのは、将棋初心者によくある指し手なのですが、今回の生徒さんも、日頃の将棋教室のレッスンでは、飛車と銀などを協力させて相手の陣地を突破するというところまでは上手くできても、そこから玉を実際につかまえるという道のりで少し苦労をしていました。
相手の玉が1段目にいるときは、あえて王手をかけず、2段目で成って、相手玉が上に逃げないようにするのがコツです。
将棋教室のレッスン中は「飛(または竜)の横のビーム」を使っていくことを何度も伝えながら練習していきました。
さて、中村王座との対局のとき、この「龍のビーム」はというと・・・・・・・・ちゃんと出現していました!将棋教室で学んだことが、ちゃんと実戦でも生かせているのを見て、成長を感じました。
くっつけて王手
また、将棋初心者がよく指す指し手の1つに、「遠くから王手をしてしまう」というのが、挙げられらますがおそらくこれは「自分の駒を取られてしまうかもしれない。」という心理からくるものと思われます。
しかし、いつつオリジナルの初心者向け将棋テキスト「はじめての将棋手引帖」2巻の50日目の「タダで取られない王手」の解説でもあるように、実際には、王手をかけた駒をサポートする駒があれば大丈夫なのですが、なかなかその1手が難しいです。中村王座との最終盤でも、実は1手詰めがある局面もありましたが、それを逃してしまいました。
「相手玉にくっつけて王手をする」というのは最初のうちは、それほど読みにくいことなのだと思います。
対局の行方
1手詰めというチャンスを逃してしまったのですが、その後どうなったかというと、桂を使って中村王座の玉を詰ませることに成功。見事、勝利をおさめました。
私は、対局の記録をとりながらも、「ちゃんと日頃のレッスンの成果をちゃんと発揮できるかなぁ・・・」と、ハラハラ見守っていたのですが、終始礼儀正しく正座をし、集中して対局に臨んでいました。生徒さんの立派な姿に、とても感動しました。番組放送の後でも「礼儀正しい生徒さんですね。」と各方面からお褒めの言葉をいただきました。
太地先生、いつつ将棋教室東京府中校の子どもたちに優しく丁寧にご指導いただき、ありがとうございました!
さて、次回6月3日(日)の放送では、またまたいつつの将棋教室東京府中校生徒さんが中村王座に挑戦します。
今度の手合いは8枚落ち。今回の生徒さん同様、日頃の練習の成果をちゃんと出すことができるのか、引き続きご期待下さい。
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