教室 2018年6月3日
NHK将棋フォーカス 中村王座に挑戦 〜8枚落ち編〜
今回のは、いつつ将棋教室東京府中校の生徒で、教室ではしっかりもののお姉さんのような存在の小学3年生の女の子が挑戦者です。
前回は10枚落ちでしたが、今回は8枚落ちで挑みます٩( ‘ω’ )و
さて8枚落ちは、相手の「金」が2枚あるので、数の攻めだけは相手の陣地を突破できません。最初から相手のスキを狙うような構想が必要になります。
ちなみに、金の駒は、最初は「王さまのボディガード」、最後は、「トドメの金」という格言があるように、相手玉を捕まえる時に活躍します。『しょうぎのくにのだいぼうけん』という絵本でも、きんこちゃんの「金」は冒険には行かず王様の近くでお守りする役でしたね。
話が少しそれましたが、8枚落は、
①相手のスキを狙うような攻めと
②寄せの基本「小さい駒と後ろから大きな駒の攻め」を学ぶ
③垂らしの歩
など、このあたりのテクニックが必要になってきます。
序盤は、飛車先の交換のあと、左端からの攻めに狙いをつけました。そして馬の進出に成功。とりあえず、①はクリアで一安心です。
そして、馬と成香と2枚の駒で相手玉を追い詰めます。ここは②のテクニックを上手に使っていますね。
あとは、③の垂らしの歩。3図で見事に成功しました!
駒落ちでは「と金」の攻めができればほぼ成功といえます( ^∀^)
さて、ここまでは順調だったのですが、終盤、「あたま金」で詰むところをのがしてしまいました。ハラハラしましたが、最後は盤上の馬と「と金」が協力する形で、中村王座の玉を詰ますことができました。
最後1手詰みの局面では逃さないようにするというのが今後の課題もありますが、序盤中盤では落ち着いてうまく指していました。
また、放送で映りませんでしたが、途中駒を落としてしまうというアクシデントがあったのですが、「失礼します。」と落ち着いて駒を戻していたのはさすがでした。すごく緊張していたと思うのですが、中村王座からも「礼儀正しく対局している姿は素晴らしいですね。」とお褒めの言葉をいただきました。
中村王座には、収録後も生徒や保護者の方とお話もしていただき、せっかくの機会なのでいろいろと質問。
Q「対局をしたい棋士はいますか?」
王座「うーん。これは藤井さんと答えたほうが良いのかな?笑」
Q「小学生のころどのくらい将棋をやっていましたか?」
王座「1日に10局は指していたと思います。」
一同 「え〜!」
王座「あーいやいや単に好きだからです。でも勉強法は人それぞれなので。嫌いになってしまったらもともこもないので。」
Q彰子「太一先生は勉強もよくできたんですよね。」
王座「いやいやいや。でも将棋で集中力とかつくので勉強にもそういう部分はいかせていたと思います。」
その後、教室最年少の男の子が「ハイ!」と手を挙げたので、あててあげると・・。「はい。ぼく将棋がんばります!」と質問ではなく宣言でした。^^目をキラキラさせながら話をきく子どもたち。憧れのタイトルホルダーと交流できたのことは良い思い出になったことと思います。
中村王座、お忙しい中ありがとうございました!
いつつ将棋教室東京府中校に、色紙もいただきました!
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